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2013年6月20日 (木)

ウミウシの卵  2013/06/15 (2/3) 積丹・美国でダイビング

 今日は、生んでから間もない形の崩れていない綺麗なウミウシの卵がありました。
なので、「ウミウシの卵」 特集です。

 

 

ウミウシの卵 (1-1)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

     ウミウシの卵は、産んでいる所を見ないと親ウミウシの名前が解かりません。
   この卵の横に、大きなカドリナウミウシがいたので、これが親かな?

P6150022_umiusi_tamago

 

              R1 memo ~①

    花びらのようなウミウシの卵は、中心から反時計回りに外側に向かって巻くように
   産み付けられて行きます。
     (※今まで、反時計回りの卵しか見たことがありません(ひも状は除く))

   一方、カドリナウミウシの卵を産む器官(両性生殖門)は(頭を上にして)体の右側
   にあります。

   ??? と言うことは、カドリナウミウシは1周前に産んだ卵の上を踏みつけながら、
   反時計回りに次の層の卵を産んでいることになります。
   もしかしたら、生んだ卵の上に乗りながら進むことによって前周の卵をガイドにして、
   卵の層の間隔を一定に保っているのでしょうか?

   もし、時計回りに卵を産んで行くと、前周に産んだ卵との間隔がコントロールできない
   ので、花びらのような綺麗な渦巻きの形状にはならないでしょう。

   ウミウシの花びらのように綺麗に巻かれた卵の形にはこんな秘密があるみたいです。
   へそ曲がりのウミウシがいて、時計回りに卵を産んでいるのを見たいですね

                                             

 

 

ウミウシの卵 (1-2)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

     上の卵(1-1)の、マクロです。
    卵が何粒あるか数えてみませんか 

P6150037_umiusi_tamago

 

              R1 memo ~②

    半透明のリボン状の袋の中には、小さな卵がびっしりです。
   袋の中の卵の大きさは、直径約0.2mmです。(写真の横幅(片ch)は約14mm)

   ウミウシの体の大きさに比べて、花びら状の卵(写真1-1)の大きさ(体積)が
   大き過ぎるように見えるのは袋の中に隙間(中は海水か?)があり、見かけの
   体積があるように見えているからのようです。

                                                

 

 

ウミウシの卵 (2-1)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P6150060_umiusi_tamago

 

 

ウミウシの卵 (2-2)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    上の卵(2-1)の、マクロです。

P6150058_umiusi_tamago

 

 

もう少しだー  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P6150069_mousukosi

 

 

ベルセッラ・カリフォルニカ  (左クリックで拡大)

     左側に見えている細長いものは、卵の産み始め? かと思ったのですが、
    どうやら鰓らしい?
    ウミウシの体は見た目には対称に見えるのだが、内臓や器官は左右対称では
    ありません。

P6150042_beruserra_kariforunika

 

 

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