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2013年4月

2013年4月30日 (火)

マクロ全開 この子たちを見に来てネ!  2013/04/27 積丹・美国でダイビング

 今日からダイビングポイントが、美国ベースになります。
ROBINSON号も船底を塗り直し、スピードが出るようになりました
水温は先週から0.5℃上がって、7.3℃。 まだ、冬装備が必要です。

 

 

 1本目は、ホテイウオの赤ちゃんのリクエストがあり、小宝島でのダイビングとなりました。
入ってみると、春にごりと前日まで荒れていたため、透明度は2mもありません。
ライトを向けても5m離れるとどこにいるんだか?
お目当てのホテイウオの赤ちゃんは全員がカメラに収めることが出来ました。
ホテイウオの稚魚は5月中ごろまでの期間限定なので、見たい方は早めにネ!

 2本目は、アツモリウオの稚魚1本狙いで、少し深場へ。
今日の水深20mは、春にごりで光が水底まで届かないため、ナイトダイビング状態
ライトが無いと真っ暗で、ライトがあっても1m先が見えない。
そんな中、なんとかアツモリウオの稚魚を見ることが出来、達成感最高の日でした 
アツモリウオの稚魚を見られるのは、6月初めぐらいまでなので、これも早めにネ!

 

 

ホテイウオの稚魚(1)  (左クリックで拡大)

P4270078_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(2)  (左クリックで拡大)

P4270079_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(3)  (左クリックで拡大)

P4270081_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(4)  (左クリックで拡大)

P4270089_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(5)  (左クリックで拡大)

P4270091_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(6)  (左クリックで拡大)

P4270097_hoteiuo_tigyo

 

 

アツモリウオの稚魚(1)  (左クリックで拡大)

    今日は3匹見ることが出来ました。(師匠の教えのおかげです
   まだ着底生活に移ったばかりの小さな子たちばかりです。
   大きさは、11~12mm程度で、「 黒いゴミ 」にしか見えないサイズです。
   ダイビングの前に大きさと色を聞いていないと、指さしで教えてもらっても、
   「 なんで、ゴミを見ろと言っているんだろう? 」と変な顔をされてしまいます

P4270103_atumoriuo_tigyo

 

 

アツモリウオの稚魚(2)  (ビデオ)

    
     着底生活に移って間もないアツモリウオの稚魚です。
    まだ、胸びれや尾びれは半透明です。(成長すると黒になります)
    大きさは、11mmぐらいです。
    ダイバーには感じられないほどのわずかな流れですが、アツモリウオの赤ちゃん
    にしてみれば、大時化でしょうか?
    この後、飛ばされちゃいました(^_^;)

 

 

 

 

アツモリウオの稚魚(2)  (左クリックで拡大)

     上の動画からのキャプチャです。

P4270113_atumoriuo_tigyo_a

 

 

アツモリウオの稚魚(3)  (左クリックで拡大)

     今日は浮遊物が多くて、目の上が光って白くなったり、浮遊物にピントが
    合ったりで、ちゃんとした写真が少ない 

P4270117_atumoriuo_tigyo

 

 

ケムシカジカ  (左クリックで拡大)

    いつもは、産卵で浅瀬に上がって来る10月末~12月初めにしか見ることのない
   季節外れのケムシカジカ君。
   水底からの帰り、中層の岩場にいました。

P4270125_kemusikajika

 

 

ケムシカジカ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P4270127_kemusikajika

 

 

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2013年4月26日 (金)

宮古諸島・八重山諸島の、3D海底地形図 (シリーズ9)

                                        (海底地形図の一覧表)

「幻の大陸」

 沖縄県・宮古島に「幻の大陸」があるというので、その周辺の海底地形を見てみたくて
さっそく、3D海底地形図を作って見ました。
「幻の大陸」は、旧暦の3月3日ごろに、宮古島の北側の池間島沖に大潮で海面が引い
たときに現れるサンゴ礁群のことで、八重干瀬(やびじ)と呼ばれています。
 (※ 八重干瀬の詳細は、Wikipedia などで見ることができます。)

 

出来上がった、3D海底地形図を見てみると、八重干瀬が無い 

大潮で水面に出るのだから、海面下にあっても水深が数メートルのサンゴ礁群がプロット
されると思っていたのだが、八重干瀬がある付近の水深は、-70mとなっています。
計算間違い?と思って何度も確認するが間違いはないようだ???

 

(図1)500mメッシュ水深データによる八重干瀬の水深 (左クリックで拡大)

  ※図に八重干瀬の位置を示す赤点を重ねていますが、作った地図上にはありません

Photo

 

「幻の大陸」だから見えないのか?  と思って航空写真を見ると、ちゃんとあります

(図2)八重干瀬の航空写真

 

 フラグの下のサンゴ礁群が、「八重干瀬」です。
500mメッシュの水深データーでは粗すぎて、水面下にあるサンゴ礁群のような小さくて
起伏のある形状の地形は拾えていないのでしょうか?
それとも、ノイズ処理でネグられてしまったのかもしれません。

考えてみると、そもそも「500mメッシュ海底地形データ」は小さな岩礁などを見るための
ものではありません。
一辺の大きさが緯度・経度のオーダーの広域な海底地形を見るためのものです。
(JODCのデータ説明にも「小さい起伏が表現できない等」の注意書きがありました)

データに問題があるわけではなく、データの精度を過度に期待して用途を間違っていた
私の方に問題があったわけです
「500mメッシュ海底地形データ」は、今後もありがたく使わせていただきます。

 

                  今日の天気は~

 

 

宮古諸島~八重山諸島の、3D海底地形図

 八重干瀬が海底地形図で表せなかったのは残念でしたが、「宮古諸島、八重山諸島」
の広域海底地形図は作ることが出来ました。

ここからは、「宮古諸島~八重山諸島の、3D海底地形図」 です。

海底地形図の範囲(北緯24~26度、東経123~126度)に含まれる島の名称は

   1)宮古諸島
     宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島

   2)八重山諸島
     石垣島、竹富島、小浜島、黒島、新城島(上地島、下地島)、西表島、由布島、
     鳩間島、波照間島、与那国島(与那国島は右半分)

   3)尖閣諸島

 

    *** note ***
      立体感の調節ができるようになったので、今まで大きすぎた水平:垂直比を
     今回は、1:40 にして書いてみました。
     (迫力がなくなった分、自然に見えるようになりました。)

 

 (図3)宮古諸島~八重山諸島の3D海底地形図 (等深線なしの陰影3D)

      今回は、等深線を入れずに陰影だけの3D海底地形図を作って見ました。
      この方が、「地形図」としては見やすいでしょうか?
      3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

24_26_123_126_505__103_b_h100_01

 

 

(図4)宮古諸島~八重山諸島の3D海底地形図 (200m等深線の3D)

     等深線200mの海底地形図です。 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

24_26_123_126_505__103_c_h100_01

 

 

(図5)宮古諸島~八重山諸島の3D海底地形図 (500m等深線の3D)

     等深線500mの海底地形図です。3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

24_26_123_126_505__103_c_d500_h100_

 

 

(図6)宮古諸島~八重山諸島の鯨観図(鳥瞰図)    (左クリックで拡大)

3d_0151510020_310

 

 

(図7)宮古諸島~八重山諸島の海底地形図 3D-回転モデル

    (図6)の鯨観図が、0~360°まで、5秒毎に10度づつ回転します。

 

 

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     今回の最大水深は、2,670mです

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。
  
     500mメッシュ水深データの範囲:北緯24~26度、東経123~126度。

****************************************************

 

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2013年4月22日 (月)

10mmの世界  2013/04/20 積丹・幌武意でダイビング

 今日は、マクロ撮影で写している、小さなかわいい子たちの大きさを実感してもらおうと、
写真の横サイズを、10mmに統一しました。

(オリジナル写真の横サイズは約17mmで、それを横10mmにトリミングしてあります。)

 

10mmの世界、お楽しみください

 

 

ホテイウオの稚魚~1  (左クリックで拡大)

    もうだいぶ大ききなりました。
   色も模様も様々で、いろんなバリエーションをコンプリートするのも楽しいですよ

P4200026_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚~2  (左クリックで拡大)

P4200030_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚~3  (左クリックで拡大)

P4200035_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚~4  (左クリックで拡大)

P4200038_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚~5  (左クリックで拡大)

P4200057_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚~6  (左クリックで拡大)

P4200060_hoteiuo_tigyo

 

 

 

アツモリウオの稚魚  (左クリックで拡大)

     過去に見た中で、一番小さいサイズです。
   大きさは、しっぽまで入れて、12~13mmでしょうか。(写真幅10mm)
   過去早くても、5/5頃に初目撃されていたのですが、今年は早い!
   でもサイズも極小で、いままで小さすぎて見つけられなかっただけなのかな?
   まだムナビレが小さく、水底をムナビレと尾っぽを使ってうまく歩くことが出来ません。
   (このサイズと色では、ゴミにしか見えません。次回は自分で見つけましょう

    今年は成魚を見ることが出来なかったのですが、稚魚がいるので来ていたのは
   確かです。 来年に期待です。
   
    

P4200052_atumoriuo_tigyo

 

 

 

ダンゴウオの稚魚~1  (左クリックで拡大)

   3/31に初目撃した子が、こんなに立派になりました。

P4200002_dangouo_tigyo

 

 

ダンゴウオの稚魚~2  (左クリックで拡大)

    こちらは、上の個体と思われるダンゴウオの稚魚を、3/31に写したものです。
   (※同じ岩(約1㎡)で1個体だけ連続で見られているので同じ個体だと思われます)
   両写真とも、横サイズを10mmに統一してあるので、サイズの違いがわかります。
   体のバランスや体色も変わってきています。

P3310112_dangouo_tigyo

 

 

ダンゴウオの稚魚~3  (左クリックで拡大)

      この子は、今日初めて見つけた個体です。
    上の個体を見た場所から10mぐらいの所にいました。
    まだサイズが小さいので、上の個体より遅れて孵化した別の卵塊の稚魚と
    思われます。
    抱卵している所を見てみたかったです 

P4200013_dangouo_tigyo

 

 

ダンゴウオの稚魚  (ダンゴウオの稚魚~1 の個体です)

     ビデオの横幅で、約14mmの範囲です。

 

 

 

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2013年4月18日 (木)

ダンゴウオの赤ちゃん 2  2013/04/13 積丹・幌武意でダイビング

 2週間前に見たダンゴウオの赤ちゃんが、まだ同じ所にいました。

一回り大きくなって、尻尾も太くたくましくなっています

 

 

ダンゴウオの赤ちゃん

 

 

 

 

 

ヒロウミウシ  (左クリックで拡大)

    とーっても小さな子でした。 
P4130068_hiroumiusi

 

 

ゴッコの赤ちゃん-1   (左クリックで拡大)

P4130058_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコの赤ちゃん-2  (左クリックで拡大)

P4130065_hoteiuo_tigyo_2

 

 

オニカジカの子   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P4130039_onikajika

 

 

ベロのペアリング?    (左クリックで拡大)

    なんか時期が遅いような?

P4130017_bero_koubi

 

 

アツモリウオの幼魚  (3D・交差法)

     アツモリウオの幼魚が同じ場所に居ついて、もう1か月以上になります。
    でも、この子を見たくて来るダイバーさんはいないようです(残念!)。
    カエルアンコウのような人気者にはなれないようです

 

 

 

 

 

  積丹には、アツモリウオのように水底を歩く魚がもう1種います。

ムスジガジの幼魚 (2012/06/30のブログより

 

 

 

 

 

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2013年4月16日 (火)

北海道の、3D海底地形図 (シリーズ 8)

                                        (海底地形図の一覧表)

 海の中の地形って面白いですね!  すっかりハマってしまいました。

今回は、無謀にも 地元 北海道全域 の3D海底地形図 です。

 

 今回の海底地形図の範囲は、北緯41~46度、東経139~146度 で、作って見て
地球の丸いのが実感できました。 
3D海底地形図を見ると、上の方が、すぼまっているのが解かりますか?
これは、緯度が高くなると経度の長さが短くなってくるので、500mメッシュの並ぶ数が
少なくなってくるからです。
(※ 深さの測定位置は、緯度経度に沿って均等に分割したものではなく、500m間隔の
   メッシュの交点となっているためです)
普段見ている地図はメルカトル図法といって緯度に関係なく経度の長さが同じですが、
実物の地球は緯度が高くなるほど経度の間隔が狭くなっていますよね! これです。

今回は地元北海道の海底地形図なので思わず力が入り、枚数が多いです
カラーを強調したものなど、バリエーションがありますので好きなものだけ見てください。

 ※今回、(図8~12)は海底地形図が広域なため、2Kmメッシュになっています。

 ※ 北海道周辺の、3D地形図と3D海底地形図 (シリーズ23)  追加しました。

 

 

【1】 北海道の3D海底地形図

 (図1)北海道の3D海底地形図   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    200m等深線で描いてあります。

     北海道周辺の海の中はこんな風になっていたんだ 
    右下に少し見えている千島海溝(図の範囲で、最大水深7,238m)はここで
    終わっていて、図の下からは日本海溝が始まります。
    (今度、日本海溝も作って見ようかな?)

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_200_1

 

 

 (図2)北海道の3D海底地形図  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   200m等深線の間隔が解かるように、カラーを強調してあります。

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_200_2

 

 

 (図3)北海道の3D海底地形図  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    ナチュラルに起伏だけ見たい方は、このモノクロがお勧めです。
 

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_200_3

 

 

 (図4)北海道の3D海底地形図  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    500m等深線で描いてあります。
    等深線のカラーコードは、「(図6)500m間隔・等深線」の凡例と同じです。

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_500_1

 

 

 (図5)北海道の3D海底地形図  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    500m等深線の間隔が解かるように、カラーを強調してあります。
    等深線のカラーコードは、「(図7)500m間隔・等深線」の凡例と同じです。

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_500_2

 

 

 

【2】 北海道周辺海域の、等深線図

 (図6)500m間隔・等深線   (左クリックで拡大)

  この一枚の図を作るのに、3列(緯度、経度、水深)×114万行のデータが必要でした。

Hokkaidou_kaiteitikeizu_tousinsen_1

 

 

 (図7)500m間隔・等深線  (左クリックで拡大)

    等深線が解かるようにカラーを強調してあります。

Hokkaidou_kaiteitikeizu_tousinsen_2

 

 

 

【3】 北海道の近海 ~ 鯨観図 (鳥瞰図)

 (図8)鯨観図~20°    (左クリックで拡大)

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_20

 

 

 (図9)鯨観図~120°   (左クリックで拡大)

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_120

 

 

 (図10)鯨観図~200°   (左クリックで拡大)

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_200

 

 

 (図11)鯨観図~340°  (左クリックで拡大)

Hokkaidou_3d_kaiteitikeizu_340

 

 

 

【4】 北海道の海底地形図 3D-回転モデル (ビデオ)

     5秒ごとに、10度回転して行きます。(3分のビデオです)

 (図12)北海道の海底地形図 3D-回転モデル

 

 

 

                        

 

海の深さを測る

 海の深さを測る方法の主流は、「マルチビーム音響測深」です。
これは船の下から、超音波を出して海底から跳ね返って戻ってくる時間から水深を求め
る方法です。
マルチビーム測深機は、超音波を船の横方向に扇形に出して広角でスキャンするもので、
水深の3倍以上の幅を一度に測量することができます。
位置はGPSで測定します。

 水深データを見ると、多くは緯度又は経度に沿って船が進みながらブロック単位で測深
しているのが軌跡のデータから読み取れるのですが、中には不規則な軌跡もあります。

下の図は、網走沖の測深の軌跡の一部分です。
(最終的には他の船の測深データを足して完全な500mメッシュデータになります)

(図6)の等深線と合わせて見ると、どうやら大陸棚から落ちていく傾斜に沿ってスキャン
しているようです。(シングルスキャンのデータでしょうか?)
等深線のデータが無いと、でたらめにスキャンしていると思われますネ!

 

(図13) 網走沖の水深測定の軌跡の例

_01

 

                   

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     今回の最大水深は、釧路沖の千島海溝で、7,238mです

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。
  
     500mメッシュ水深データの範囲:北緯41~46度、東経139~146度。

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2013年4月10日 (水)

沖縄の、3D海底地形図 (海底地形図シリーズ 7)

                                        (海底地形図の一覧表)

 週末(4/7)は悪天候でダイビングは中止  と言うわけで、今回は

沖縄の、3D海底地形図 (海底地形図シリーズ 7)

 沖縄のダイビング、いつかは行くかな?
でも、ドライスーツでしか潜ったことがないからウエットスーツを着たことが無いし、浮力調整
もドライスーツでやるから、BCでの浮力調整も講習以降に使ったことが無いし。
寒冷地以外のダイビングって、どんなんだろう?

 

 

(図1)沖縄(沖縄、慶良間諸島、久米島)の、3D海底地形図・交差法 (左クリックで拡大)

   沖縄の東側には、琉球海溝があり、最深部は7507m(図の範囲で5000m)に達する。
   沖縄は、琉球海溝に沿って盛り上がった縁に沿って陸上部分があります。
   西側は大きな起伏があり、2000mまで下っています。
   上の図は500m等深線、下の図は200m等深線で描いています。

Okinawa_3d_kaiteitikeizu_1200

 ※ 今回の海底地形図の描写範囲は、北緯26~27度、、東経126~129度 です。

 

 

--------------  追加 2013/11/08  --------------

沖縄本島の、陸部分を追加しました。

(図7) 沖縄の、3D海底地形図と3D地形図  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Okinawa_3d_tikeizu

 

-----------------------------------------------

 

 

(図2)沖縄(沖縄、慶良間諸島、久米島)の、3D鳥瞰図 (1)  (左クリックで拡大)

     東側は最大水深 7,507mの、琉球海溝に向かって急に落ちています。

 

Okinawa_3d_kaiteitikeizu_tyoukanzu3

 

 

 

(図3)沖縄(沖縄、慶良間諸島、久米島)の、3D鳥瞰図 (2)  (左クリックで拡大)

   西側は、大きな起伏があり、2000mのなだらかな海底に続いています。

Okinawa_3d_kaiteitikeizu_tyoukanzu1

 

 

(図4)沖縄の海底地形図 3D-回転モデル

     3Dモデルは3秒ごとに10度回転します。 好きな所で止めて見てください。

 

 

 

 

 

(図5)沖縄の海底地形図 ~ 等深線   (左クリックで拡大)

Okinawa_kaiteitikeizu_tousinsen

 

               

 

  沖縄のダイビングのイメージは、「綺麗なサンゴ礁に色とりどりの魚が群れる」という
イメージがあります。
サンゴ礁を調べてみると、「分布は、サンゴに褐虫藻が共生しているため、光合成の
ための光が届く30mより浅い海」とあります。 
じゃあ、水深30mってどの辺まで???

この辺までです。

(図6)沖縄で、水深30mまでの範囲   (左クリックで拡大)

Okinawa_sango_kaiteitikeizu_1200

 

結構広いエリアです。
でも、この範囲全部で見られるわけではなかった!
実際にサンゴ礁のある位置の資料が見つかりました。

 

(図7)沖縄のサンゴ礁の分布 (左クリックで拡大)

Okinawa_sangosyou_bunpu

 

   上の図は、「環境省」運営の「サンゴ礁分布図公開システム」から引用し、
   サンゴ礁を赤で着色してあります。
   引用先は、「サンゴ礁分布図  環境省」より

   サンゴの分布は、陸地に沿って分布しています。何か理由があるんでしょうか?

 

                 

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     今回の最大水深は、約5000mです

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。
  
     500mメッシュ水深データの範囲:北緯26~27度、東経126~129度。

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2013年4月 6日 (土)

関東(伊豆~房総)のダイビングスポット 3D海底地形図(6)

                                        (海底地形図の一覧表)

3D海底地形図シリーズも6回目になりました。
地元北海道で私が行ったことがあるダイビングスポットは出尽くしたので、本州に進出。

本州は志津川女川しか行ったことが無いので、他は知らないところばかりです。
北海道以外の3D海底地形図、1回目は関東地方です。
3D海底地形図の範囲も広く、
   駿河湾~伊豆半島~相模湾~湘南、三浦半島~東京湾~房総半島
にまたがる、広域地図(N34-36,E138-141)になりました。

 

 

伊豆半島~房総半島の3D海底地形図   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Izuhantou_miurahantou_3d_kaiteitike

 

 ※海底地形は、こうなっているんだ~ ぐらいで見てください。
   海底地形の詳しい説明は、wikipedia で検索してみて下さい。
     (引用が多くなりすぎるので今回の説明文はカットです)
    検索ワード:駿河湾、伊豆半島、相模湾、東京湾、房総半島

 

  がダイビングスポットです(PADI HPより)

伊豆半島: 関東のダイビングスポットと言えば伊豆が有名ですが、こんなにポイントが
        あるとは知らなかった

湘南、三浦半島:  正直、ここでダイビングできるのを知りませんでした。 

房総半島: ここも知りませんでした。  北海道以外は全く分かりません 

ダイビングスポットがこれだけあれば、海況が悪くても、どこかで必ず潜れるので
選択肢がたくさんあっていいですね。

 

 

伊豆半島のダイビングスポットと、3D海底地形図  3D立体・交差法 (左クリックで拡大)

   ダイビングスポットが多い伊豆半島を拡大した、3D海底地形図です。

Izuhantou_3d_kaiteitikeizu

 

 

伊豆半島~房総半島 3D回転モデル

    モデルは3秒ごとに10度回転します。
   見たい角度で再生を止めるとじっくり見ることが出来ます。

 

 

 

 

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「石狩湾の3D海底地形図(5)」つながりで、東京湾の3D海底地形図も作って見ました。

東京湾は、入り口が狭く、水深も浅いですね。(喫水が20mぐらいしかありません)
TVで、「東京湾に大型船が入港するときベテラン船長でも、地元の水先案内人の案内が
無いと入港できない」と言っていたのも納得です。
石狩湾は、浅いが広くて水底の起伏が無いので、入港も楽なのかな?

 

 

東京湾の3D海底地形図   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Toukyouwan_3d_kaiteitikeizu

 

東京湾の等深線  (左クリックで拡大)

  等深線をはっきり出そうとしたらこんな色になっちゃいました

Toukyouwan_tousinsen

 

 一方、一番深い港は、横浜港の南本牧ふ頭で、-16m

入港できる船の満載喫水は約10%の余裕が必要なので、16/1.1=14.5m

下の表で見ると、100,000トンタンカーがギリギリでしょうか?

Tanka_kissui
 表は、「国土技術政策総合研究所 6.船舶の主要諸元の新基準(案) 109」より引用

 

 

                   

 

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     今回の「伊豆半島~房総半島の3D海底地形図」の最大水深は、約6500mです

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。
  
     500mメッシュ水深データの範囲:北緯34~36度、東経138~141度。

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2013年4月 3日 (水)

ダンゴウオの赤ちゃん 2013/03/31 積丹・美国でダイビング

 ダイビングの日は早起きです。
朝4時に起きると、雪が10cm以上積もっていた 
明日から4月だというのに、なんて天気でしょう。
札幌までは雪は降ることなく順調でしたが、余市あたりから大雪。
もしかして今日のダイビングは雪の中と心配しましたが、幌武意は雪は降って無かった。
変な天気の1日でした。
水温、6.4℃ 先週と変わらなかった。

トドがまだいました。やはり、マクロレンズを外している間にスーと消えていきましたが

 

 

 今日はダンゴウオの赤ちゃんを久しぶりに見ました。

ダンゴウオの赤ちゃん (左クリックで拡大)

   とにかく小っちゃい   カワイイを通り越して、とにかく小っちゃい 

P331011207_dangouo_yougyo

 

 

ダンゴウオの赤ちゃん  (左クリックで拡大)

P3310097_4000k_2_dangouo_akatyan

 

 

ダンゴウオの赤ちゃんの大きさ  (左クリックで拡大)

    頭の丸い部分の直径で2mm、体長約4mmの極小サイズ。
   マクロレンズを早く改良する必要がありますね。
   それより先に、まず自分で見つけられるようにならなければ・・・
   (今回も、ガイドの西村さんに見つけてもらいました

P331011207_2_dangouo_yougyo

 

 

ダンゴウオの赤ちゃん

 

 

 

 

 

ホテイウオ(ゴッコ)の赤ちゃん   (左クリックで拡大)

    今日、見つけられたのは3個体 
   袋海苔の内側とかにいる子は見つけてもねー 
   でも、どうして今年は少ないんだろう?

P3310121_hoteiuo_akatyan

 

 

ホテイウオ(ゴッコ)の赤ちゃん   (左クリックで拡大)

   栗に目を付けたような顔。  クリ坊、めんこい 

P3310129_hoteiuo_akatyan

 

 

ホテイウオ(ゴッコ)の赤ちゃん

 

 

 

 

 

アツモリウオの幼魚   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

     先週いた2匹のうち、1匹が今週も同じ場所にいました。
    いたのは、前回写せなかったほうの個体でした。

P3310089_atumoriuo_yougyo

 

 

アツモリウオの幼魚

 

 

 

 

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