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2011年7月

2011年7月21日 (木)

XZ-1  2011/07/18 積丹・美国でダイビング

 今日は、新しいカメラの水没検査、もといデビューです。
仕様と予算から、OLYMPUS XZ-1 (水中プロテクター PT-050)になりました。

使ってみて、解ったことは

 1,内蔵ストロボが弱い。(ストロボの発光管の長さがSP-560UZの約半分です)
   SP-560UZの時は、内蔵ストロボだけで撮っていたのですが
   XZ-1 は、外部ストロボを使用しないとだめみたいです。
   内蔵ストロボで何とかならないか、拡散・集光板の制作予定です。

      追記 : XZ-1用新規の拡散・集光板を作りました。
        このブログの写真は、全て内臓ストロボのみで写しています。
        (3D,マクロも内臓ストロボのみ使用。)
        フォーカスライトは、LED-12に自作の広角拡散レンズをADDしています。
        ビデオ撮影時もこのフォーカスライトを使用。

 2,テレ側が112mm(35mm換算)でマクロレンズ使用時の倍率が低い。
   今までのSP-560UZは486mmで、マクロレンズ時は、最大3x2.3mmを写せたが
   XZ-1 と今までのマクロレンズとの組み合わせでは、10mmぐらいのウミウシでも
   画面一杯は無理です。
   又、新しいマクロレンズを作る必要があります。
   (倍率を考えると、もうダイソーの虫眼鏡では収差が大きすぎて無理か?)
     追記:虫眼鏡レンズからジャンクレンズを使ったマクロレンズになりました。
         1枚重ね時、画面横幅で40~78mm、2枚重ね時で17mmの撮影範囲です

         新マクロレンズの製作

 3,ムービーは、オートフォーカスが安定しない。
   前後に動かない被写体でも、フォーカスがずれることがある。
   暗くてコントラストのない被写体は苦手かも?(カメラがコントラスト検出AF)

 4,水中プロテクター(PT-050)では、
   1)ボタンのピッチが狭くなったので、冬の5mm3本指ミトンで押せないのでは?
    追記: 5mm3本指ミトンで問題なく操作できました
         (zeroのほうがモビーズより押しやすい)

   2)ボタン配置・操作がカメラ単体と異なるので、まごつく。(慣れの問題か?)
         OKボタンの位置が異なる、ズームレバーの動作方向が逆。
     追記:半年以上使ってズーム方向がまだまごついています(^-^;
   3)ハウジングがコンパクトで厚みが無くなったのでホールドが悪くなり、
    片手撮りが難しい。
     追記:グリップ部にウレタンスポンジで厚みを持たせて滑り止め加工に
         スーパーXを塗って解決。

 追記:その他不満な点
   1)低温時のバッテリー容量不足
     水温が1桁以下になったころから、バッテリLOWが早く出るようになった。
     写真(+強制発光)だけなら2ダイビング、問題ないのだが、動画を撮っていると
     途中で電源が落ちることがある。
     少し時間を空けるとまた写せるようになるが・・・

 5,良いことでは、
   1)泳いでいる魚が写せるようになった。
    フォーカスの合うのが早い。ミラーレス一眼に劣らないのでは?
   2)RAWモードの書き込みが早く、JPEGとRAWを同時に記録してもストレスが無い。
         SP-560UZのRAW書き込みは12秒ぐらい掛かっていたので使っていませんでした。
   3)水中ホワイトバランス機能は、(条件付きで)お薦めです。
   4)ムービーは、ハイビジョン(1280x720)対応です。
    記録方式がAVCHDではなく、AVI Motion JPEG なので、家の古いパソコンでも
    何とか編集できます。

1回目の使用感想としては、こんな所でしょうか。

とりあえず、XZ-1で撮した1回目の写真です。
(1-2 以外は、ホワイトバランス調整・リサイズ以外の加工なしです)

P7181082_f8_125_suityuu_org_800 1-1

ホワイトバランス(WB) 水中 で写したもの。
リサイズ以外はそのままです。

ちょっと暗め。















P7181082_f8_125_suityuu_auto_800 1-2

1-1を、OLIMPUS Viewer2の自動トーン補正したもの。

補正無しでこの写真が写せるでしょうか?















P7181110_5300k_800 2-1

SP-560UZでは、WBを晴天で写していました。
XZ-1で同じくWB晴天で写すと、ストロボが弱いので、こんなに色かぶりしてしまいます。














P7181110_suityuu_800 2-2

でも、WB水中で写すと赤があります!

ヒストグラムを見ると、上の2-1と、なんと違うことか。

恐るべし、水中ホワイトバランス。

水中WBでJPEG記録するか、RAWを水中WBで現像するとこの絵になります。








P7181145_5300k_800 3-1

内蔵ストロボの届かない距離は、見事に青かぶりです。


















P7181145_suityuu_800 3-2

水中WBでは、やはり色があります!

これなら、そんなに手を加えなくても見られる写真になります。

自分で、12bitRAWでこのバランスに補正しようと思ったら、ちょっと無理。

恐るべし、水中ホワイトバランスです。







P7181121_5300k_800 4-1

浮遊物の多い写真です。

浮遊物は、あまり目立ちません。
















P7181121_suityuu_800 4-2

4-1を水中WBで撮すと、魚に色は付きますが、浮遊物も「赤い点」として目立ってしまいます。
この場合は、晴天WBの方が良いみたいです。

水中WBは、無理に赤のゲインを上げるので、浮遊物や、ストロボ光の届く手前に岩などがあると岩が赤く写ってしまいます。

透明度の悪い時期は、ケースバイケースでしょうネ。





ムービーは、ハイビジョンになりました。
ミズクラゲとアワビです



ミズクラゲが出ると、もう夏です。

アワビは、カメより早い?

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2011年7月13日 (水)

SP-560UZ ラスト・ダイビング 2011/07/10 積丹・美国でダイビング

 今日のダイビングは、SP-560UZ で撮した、最後の写真と動画になってしまいました。

P7106910_amehurasi_tamago アメフラシの卵

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)


別名「海そうめん」 ?















P7106915_karei_yougyo かくれんぼ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

何が隠れているでしょうか?

立体視しないで当てたらすごい!

答えは、写真の上にカーソルを置くと解ります。










P7106920_kokeginpo コケギンポ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

逆さまに撮しているわけではありません。
彼が逆さなのです。














P7106924_gomahubirodoumiusi ゴマフビロードウミウシ

(左クリックで拡大)



















P7106935_ayukawaumikotyou アユカワウミコチョウ

(左クリックで拡大)



















 ダイビングの途中で内蔵ストロボが故障(爆発?)して、写真を写すことが出来なくなってしまいました。
幸い、ストロボを使わない動画は撮せることが解ったので、ここからは動画オンリーです。

ヤマトウミウシ





メガネ岩





ベロ

ゴマフビロードウミウシ

エダウミウシ

アユカワウミコチョウ





 3年半使ってきたカメラはとっくの昔に製造中止。
修理でウン万円掛けるより、新しいカメラに切り替えようと思います。
でも、カメラに合わせて成長させてきた自作のシステム(マクロレンズ、3Dアダプター、ステー、スタビライザー、拡散板 等々)も、同時に使えなくなります。
又一から振り出しです。

でもこれって、また作る楽しみが出来たって事ですよネ!(前向きに)

次回のダイビングは、カメラが決まるまでお預けです。

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2011年7月12日 (火)

愛機 SP-560UZ ありがとう

愛機 SP-560UZ ありがとう

 午後からの2本目。

数枚撮した後、次のモデルさんを見つけ、シャッターを押す ?

フォーカスロックのまま、シャッターが切れない。

稲妻形の、ストロボのチャージマークが点滅したまま。

あわてて、

  モード切替や、電源入り切り 等

考えつく事はすべてやってみるが、何をやっても同じ。

もしや、ストロボを使わないモードなら?

ストロボの発光禁止に切り替えると、撮影OK。 でも暗くて手振れでNG。

動画は? これもOK。 何とか、いけそうです。

とりあえず、その後のダイビング中は動画で撮ることに。

 たたいて直るかなー? なんて思いつつ家へ帰ってきて調べてみると

ストロボの、発光管が 破裂 していました。

約3年半、350本のダイビングを共にしてきたカメラが天寿を全う?。

水中写真のイロハから応用まですべて教えてくれた、SP-560UZ に感謝です。

で、次回から、どうしましょ ?

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2011年7月 7日 (木)

LEDライトを使った、水中ビデオ撮影の青かぶり修正

 最近、ビデオ撮影時の青かぶりが気になっていたのだが、原因が分かりました。
ターゲットライト兼ビデオライトとして使っていた、「ダークバスタージュニア(HIDライト)」が故障したため、「ダークバスター LED-12」に変えた為でした。

 ※ この記事は、愛機のSP-560UZを使った実例です。
   新型のカメラやビデオは、ホワイトバランスが進化していて、
   こんな問題は解消されているかもしれませんね!

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ライトの仕様は

「ダークバスタージュニア」 ~ 今まで使っていたもの

  ランプ種類 12W HID(メタルハライド)ランプ 
  明るさ 500ルーメン
  色温度 6,000K

「ダークバスター LED-12」 ~ 新たに購入

  ランプ種類 高輝度12W LED 
  明るさ 700ルーメン
  色温度 5,600~6,500K

仕様を見る限り、色温度に大きな差は無いが、HIDライトの方が赤っぽかったような気がします。(同時比較できないので、感じです)
(この記事のために調べたのですが、使用されているLEDは、青色LEDに黄色蛍光体を被せた白色LED見たいなので、元々演色性は良くないみたいです)

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カラーバランスを見るために、HIDライト・LEDライトで撮したビデオをキャプチャーして、ヒストグラムを並べてみました。

同じような条件で撮したビデオで、ホワイトバランスはいずれも「晴天」です。
(スチール・ビデオが同じホワイトバランス設定になるカメラなので、スチール優先の設定)

Photo

①HID :RGBのバランスが良く、自然に見えます。

②LED :Bが左に寄っています。

③LED+YF:補正を狙って黄色フィルター(薄黄のビニール袋)をLEDライトに装着。
                  (部屋で点灯して、ちょっと黄色くなった? ぐらいの濃さ)
        カラーバランスが少しHIDに少し近くなりました。
        YFはあった方が良いみたいです。

③のカラー補正フィルターはカラーバランスを変えられようですが、ライトを静止画のフォーカスライトやサーチにも使うので、これ以上強いカラーフィルターは光量が落ちるので、使いたくありません。

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次は、
 「撮影は今のまま撮って、後でソフトで修正出来るか?」を確認するために、上の写真を自動カラー補正してみました。

Photo_2

①HID :元のRGBのバランスが良いため、ほとんど変化なし。

②LED :良い感じです。

③LED+YF:ヒストグラムのバランスはさらにHIDに似てきました。
                 赤みが出てきて良い感じです。
        薄黄のカラーフィルターがあった方が良いみたいです。

結論は、カラー補正フィルターは軽く掛けて、ソフトでカラー調整するのが良いみたいです。

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今、使っている Windows ムービー メーカー(XP)は、カラー調整機能がありません。
カラー調整の出来るフリーソフトで試してみました。

左側がオリジナル、右側はBのゲインを少し上げたものです。
これなら、青かぶりの違和感はありません。
エンコードが1回余分に必要なので画質が落ちることになりますが、私にはこれで十分です(見ても解りません)


後は、カラーバランスのさじ加減が未だよく分からないので、実践あるのみですネ!

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2011年7月 4日 (月)

ヒラメをだっこ Ⅱ 2011/07/02 幌武意編 積丹・幌武意でダイビング

 海は、トロ凪。鏡のようです。
船を走らせるには絶好の日。
急遽、2本目は幌武意まで遠征ということになりました。
 今日は、船長に専念、ダイビング無しといっていたNさん。
我慢できずに、2本目は参戦です。


ヒラメをだっこ Ⅱ

 Nさん。去年は完全に持ち上げる前に逃げられてしまいました。 さて今回は?

ヒラメ(テックイ)は、90cmの大物でした。

     去年の、ヒラメをだっこ 2010/07/25 はここです






P7026895_hirame ヒラメ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

60cm級のヒラメです。
この辺では、「テックイ」と呼んでいます。大物のヒラメの前に手を出すと鋭い歯で「手を食われる」。
ので、「テックイ」と呼ぶんだそうです(?)










P7026900_hirame ヒラメ

(左クリックで拡大)

ヒラメの目は、カレイみたいに完全に寄ってはいません。















P7026906_kuromoumiusi_2 クロモウミウシ

(左クリックで拡大)

これも「初めまして」です。

Sさんが見つけてくれました。
新しいカメラを買ったばかりなのに、今日はガイドなのでカメラは無し。
残念でした















カレイの離陸 ? 3D 平行法

砂の中に隠れていたカレイが、飛び出していきました。

ビデオの後ろに、飛び出す瞬間のスロー(1/24倍速)があります。

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トライアングルアーチ 2011/07/02 美国編 積丹・美国でダイビング

 天気は薄曇りでお日様はないけれど、透明度は15mの積丹ブルーです。
今日のガイドは、パワプルSさん。夜はぐっすり眠れました

積丹ブルーでトライアングルアーチ




今年一番の透明度。ボートの上から水底が見えます。
たまには明るいのも良いかも
※「トライアングルアーチ」は勝手に名付けました





P7026847_ayukawaumikotyou アユカワウミコチョウ

立体写真×交差法
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アユカワウミコチョウを探すときは、こんな感じです。















P7026856_ayukawaumikotyou アユカワウミコチョウ

(左クリックで拡大)

回りの粒は、石ころではありません。

砂の粒です。

今日は3個体見ました。
今年は、当たり年か?











今日の、アユカワさんです。










P7026875_hujitaumiusi フジタウミウシ

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「初めまして」 です。

















フジタウミウシ










P7026842_itomakihitode_7_asi 7本足のイトマキヒトデ

立体写真×交差法
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これまでに、4、6本足も見ているので、
後は、3,8~ と探せればいいなー

2010/09/18 ブログへ
4本足のイトマキヒトデ

2011/02/06 ブログへ
6本足のイトマキヒトデ








P7026844_itomakihitode_7_asi_ura 7本足のイトマキヒトデ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

今日は、ちゃんと裏側も写しました。













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