水中カメラハウジングのメンテナンス
前々回のダイビング1本目で、1枚目を写した後。
シャッターがなんか変?
レバーが戻ってこないのだ
その後は、シャッターレバーを手で戻しながら、何とか切り抜けた。
お昼にシャッターレバーを点検すると、Oリングを通り抜けた海水が軸部で塩ガミしていた。
左図の赤い斜線部分が塩ガミしていた部分。
海水のシールはOリング1個だけの簡単な構造。
前回のダイビングで入ったのか、徐々に少しずつ入ったのか解らない。
ハウジング内部までは浸水していなかったので、全然気づいていなかった状態です。
この水中カメラハウジング(SP-560UZ+PT-037)は、約3年半~350本のダイビングで、初めてのトラブル。 (新しいのにしたら~ という声が・・・)
応急処置で、シャッター軸を分解して析出した塩を掃除し、グリスを塗って直りました。
帰宅後、操作レバー、押しボタンなど、分解できる所はすべて分解してクリーニング。
押しボタン類は、Oリングを通しての浸水はありませんでしたが、Oリングの外側にあるダストシールを通り抜けた細かい砂粒が溜まっていた。
この砂粒が軸とOリングの間にはいると浸水するので、これもクリーニングしてグリス塗布。
40m・5気圧の防水が、Oリング1個だけだなんて、なんて簡単な構造なんだろう。
オーバーホール後の1本目は、浸水しないことを祈りながらドキドキして潜行。
浸水なし。良かったー
今回の塩ガミは、使用後の水洗いを行っても防げない、Oリング内側に微量の海水が浸水した事が原因。
ハウジング内部が濡れているわけでもないので、日常の目視点検では全く気づきませんでした。
今回の浸水トラブルは、使用回数が多いだけに、目視では解らないがOリングが摩耗していたのかもしれない。
クリーニング後、2本のダイビングで浸水はまだ無いが、近いうちにまた起きる可能性がありそう。
分解するときは、部品の紛失にはくれぐれもご注意を!
特に、軸を止めているスナップリングは外すとき、飛び出るので注意が必要。
メーカーさんは、個人での分解・修理を認めていないので、部品を紛失しても、パーツ単体で売ってくれません。
スナップリング、Oリングを1個無くしても、防水は維持できなくなりますので、分解・クリーニングは、あくまでも自己責任で行ってください。
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