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2010年6月

2010年6月30日 (水)

美国でダイビング 6/27 「天使の輪」~ダンゴウオの稚魚

今日も良い天気。
水温も、深場では14℃ですが、浅場では18℃まで上がってきています。今日はフード無しの人もちらほらと(私はまだ、5mmのミトンと5mmの髭付き?フード

P6271376_namedango_tigyo ダンゴウオの稚魚

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初めて見た、ダンゴウオの稚魚。まだ天使の輪があります。

水中で見つけたとき、季節外れのゴッコの赤ちゃんだと思ってしまってとりあえず写すかな?ぐらいの気持ちで居たのが間違い。あとでガイドさんに見てもらったら、超レアもののダンゴウオの稚魚。
 だって、ゴッコの稚魚にそっくりなんだもん



P6271375_dangouo_tigyo ダンゴウオの稚魚

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見つけたのは流れのある浅場。大きさ約2mmの被写体は下の昆布が揺れるのでピンぼけばかり。

でも、天使の輪は分かります。









P6271379_dangouo_tigyo ダンゴウオの稚魚

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ピントがかろうじて合ったのは後ろ姿。














P6271390_ezokusauo_tigyo エゾクサウオの稚魚

立体写真×交差法
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先週は薄緑色を見たのですが、今回は茶色。まだ他にも違う色が居るんだろうか?












P6271254_siroumiusi シロウミウシ

立体写真×交差法
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P6271308_nakayosi 仲良しさん

立体写真×交差法
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P6271311_umiusi_tamago ウミウシの卵

立体写真×交差法
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親のウミウシはなんでしょうか?

花びらみたいです。











P6271321_isoumiusi_zoku_1 イソウミウシの仲間?

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細かい絨毛で覆われています。

「本州のウミウシ」のNo.296に似ているかな?











P6271333_kadorinaumiusi カドリナウミウシ

立体写真×交差法
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P6271341_kani_sentoutaisei カニ

立体写真×交差法
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カメラを向けるとハサミを振り上げて威嚇されました













P6271357_hanajirogaji ハナジロガジ

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初めてみました。















P6271361_kajikaカジカ

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2010年6月22日 (火)

幌武意でダイビング 6/19 エゾクサウオの稚魚とコトヒメウミウシ

水面は凪。鏡のようです。冬の荒波に比べてなんか物足りない?
水温は14℃まで上がっています。もうウエットの人も(でも6.5mm)

P6191236_kusauo エゾクサウオの稚魚

立体写真×交差法
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4月に見たもの(写真を写す前にロスト)は、半透明で透けて見えていたのですが、今は薄い緑色になっていました。










P6191156_kotohimeumiusi コトヒメウミウシ

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初めて見ました















P6191147_hanasakiumiusi ハナヤギウミウシ

立体写真×交差法
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寒い時期にしか見ることが出来ないウミウシがまだ居ます?

何ででしょう?

体の透け具合が良いと思いませんか?







P6191180_kemusikajika ケムシカジカ

立体写真×交差法
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ケムシカジカも冬にしか見かけない魚です。

ケムシカジカは、立体写真に一番合う被写体です。2D写真ではまず形が分からないでしょう。
立体写真は1枚の写真の解像度が多少悪くても、頭の中で2枚の写真を補完して解像度が上がって見えます。(ごまかしやすい?)



P6191170_sagamikonekoumiusi サガミコネコウミウシ

立体写真×交差法
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P6191195_nekojitaumiusi ネコジタウミウシ

立体写真×交差法
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P6191185_gaberaminoumiusiガーベラミノウミウシ

立体写真×交差法
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2010年6月14日 (月)

幌武意でダイビング 6/12 テックイ 70cmで中物?

天気予報は晴れなのだが?。
海はべた凪で風もない。でも霧で雲の中のよう。

それで油断して、お昼はカメラを船の上に置きっぱなし。戻ってみると、いつの間にか霧は晴れ、カメラはアッチッチで手遅れ。2本目は結露越しで・・・
これからの時期、油断召されるな。

P6121032_tekkui_70cm テックイ(ヒラメ) 70cm

立体写真×交差法
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今回は、折り尺でちゃんと計りました。70cmで大物と思ったら、これで中物だそうです。ガイドさんによると産卵のために岸よりしてきているメスだそうです。









P6121034_tekkui_70cmテックイ(ヒラメ) 70cm

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水中では大きさがよく解らない?

見た人みんなが言う、サイズが微妙に違います。

今回は計測したので間違いありません。








P6121036_tekkui テックイを、ナデナデ

AQUA CATのシャチョーです。うまくいくと抱くことが出来るとか?

「tekkui.wmv」をダウンロード

ナデナデして、逃げられた?











P6121110_namedango  ナメダンゴ

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結露したガラス越しなので、綺麗な赤が出ていません。約1cmまで成長しています。

「namedango_0614.wmv」をダウンロード

少し動き回るところです







P6121047_sakuraminoumiusiサクラミノウミウシ

立体写真×交差法
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P6121070_yadokari  ヤドカリ

立体写真×交差法
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目が点!














P6121079_mizudako ミズダコ

立体写真×交差法
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P6121098_ezonitirinhitodeお花畑

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その正体は ↓















P6121089_ezonitirinhitode エゾニチリンヒトデ

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上の写真の正体は、中央の赤いところのマクロ写真です。

上の写真の花びらのように見える部分の大きさは、直径約2mmほどです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2010年6月 8日 (火)

美国でダイビング 6/6~② カスミミノウミウシ

「カスミミノウミウシ」さんをお見かけしました。

P6060951_kasumiminoumiusi カスミミノウミウシ

立体写真×交差法
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歩く(?)所です

「カスミミノウミウシ.wmv」をダウンロード

今まで見たウミウシの中で一番早い!
体長20mmとすると、時速約4mほどになります。






P6060958_kasumiminoumiusi カスミミノウミウシ

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立派なお髭です?















P6060942_kasumiminoumiusiカスミミノウミウシ

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美国でダイビング 6/6~① 日の当たらないお花畑

水温も12℃まで上がってきました。

P6060877_owankurage オワンクラゲ

立体写真×交差法
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P6060885_kitunemebaru キツネメバル

立体写真×交差法
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P6060906_kadorina カドリナウミウシの交接

立体写真×交差法
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P6060910_beruserrakariforunikaベルセッラ・カリフォルニカ

立体写真×交差法
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P6060965_kozakana魚?

立体写真×交差法
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P6060967_kadorinaカドリナウミウシ

立体写真×交差法
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なかなかエラが綺麗に開いたところが撮れません













P6060971_akiginpo アキギンポ

立体写真×交差法
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P6060979_kajikaカジカ

立体写真×交差法
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名前を忘れたので、「カジカ」です

見事な保護色?です











P6060987_nakayosiなかよし

立体写真×交差法
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アブラコがカレイに乗ろうとしている?













P6061012_himekinuhadaumiusi ヒメキヌハダウミウシ

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10mmぐらいの大きさです。

白く見える部分は卵でしょうか?












P6061020_sakuraminoumiusiサクラミノウミウシ

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どちらが前か分かりますか?














P6061023_isogintyaku 日の当たらないお花畑

立体写真×交差法
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トンネルの天井の日の当たらない部分一面に、イソギンチャクがお花畑の様に広がっています。
ライトで照らすと綺麗です。何故真っ暗な所にいるんだろう?
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2010年6月 3日 (木)

自作水中マクロレンズの性能は?

今使っている自作・水中マクロレンズの倍率・性能を調べてみました。
(1眼の人が倍率の高いレンズをマクロレンズと呼ぶのでこの名前で覚えてしまったのですが、外付けのレンズの場合正しくはクローズアップレンズというのでしょうか?)

マクロレンズは虫眼鏡レンズ3枚重ね(2or3切り替え式)で、愛機SP-560UZ+水中ハウジングの前に被せて使用しています。
今回は、3枚重ね時50φレンズで蹴られが起きない最小倍率時と最大倍率時の結果です。
被写界深度の測定用にスケールを作ってみました。

P6030683_sokuteiki 被写界深度測定スケール

ダイソーで100x200mmの定規を買ってきて作ります。

斜めに30°傾けたスケールを上から写してピントの合う前後の位置を見ることが出来ます。30°に傾けてあるので前後方向の距離は1/2スケールになります。広いところは5mmマスの定規なので歪みが分かります。







撮影は、大きなクーラーBOXに水を張って、その中で行いました。水中ではレンズの焦点距離が約3倍に延びるので、空気中でテストしても意味がありません。ストロボは内蔵のみです。

今回の写真は、ことわりのない場合、無修正・トリミング無しで、リサイズのみ行っています。

 
①歪みと倍率(撮せる範囲)。

P6030830_m_14_f56 最小倍率

14mm(81mm)xF5.6

※括弧内は35mm換算

上下方向で約30mm

実際にウミウシなどを撮す場合、歪みは分かりません。










P6030845_m_84_f45 最大倍率

84mm(486mm)xF4.5

上下方向で約7mm

レンズの中心しか使ってないので歪みは小さい。しかし、色収差が大きい。(※色収差は③の色収差で詳しく。)
2mmのウミウシを撮すにはまだ倍率が足りません。4枚重ねに挑戦したのですが、手持ち撮影では、とほほの結果に終わりました。





P6030828_10_14_f56最小倍率・10円玉

14mm(81mm)xF5.6

水道水を使うと、写している間に気泡が発生してレンズに付き、海で浮遊物越しに写しているみたいになってしまいました。











P6030840_10_84_f45 最大倍率・10円玉

84mm(486mm)xF4.5

コントラストがありませんし、周囲の色収差が顕著です。














P6030840_out 上の写真をいつものように修正するとこうなります。

*この写真以外は、リサイズのみで、修正・トリミングはしていません。
















②被写界深度

倍率を上げると被写界深度が浅くなるのは分かっていたのですが、数値的に知りたくなって今回のブログを書く動機となりました。マニュアルで絞りを絞ると多少深くなる効果はあるのですが、いかんせんコンデジなのでF8までしか絞れません。又絞ると弊害(ISO感度が上がって画質が落ちる。ピント合わせ時にも暗くなるので、ピントが合いづらくなる)が出るためあまり使えません。

P6030831_d_14_f56 最小倍率-F5.6

14mm(81mm)xF5.6

一番下のスケールが30°傾けた被写界深度測定用です。レンズ周辺の流れの方が大きくて、被写界深度に寄るボケがはっきり分かりません。
この写真では、前後方向±10mmの範囲で写っています。(中央の黒い点の位置でマス目の定規と同じ高さになっています)





P6030838_d_14_f80 最小倍率-F8

14mm(81mm)xF8

F5.6より、被写界深度が深くなっています。(両端の色収差が小さくなっているようです)












P6030846_d_84_f45最大倍率-F4.5

84mm(486mm)xF4.5

ピントの合う前後の範囲が約1.5mmしかありません。
このカメラ(外付けのマクロレンズを含めて)は、どうやら赤(R)でピントが合うようです。(後記③色収差)
しかもピント位置より手前側にピントが合う傾向があるみたいです?
被写界深度が欲しいときはあまり倍率を上げずに写して、トリミングする方が無難な様です。



P6030853_d_84_f80 最大倍率-F8

84mm(486mm)xF8

F4.5に比べて被写界深度が2mmぐらいに深くなっています。
同時に色収差も改善しています。

明るい場所では、マニュアルでF8まで絞った方が良いみたいです。
でも、ピント合わせづらいし、ISOも上がるのでざらつくし・・・







③色収差

P6030846_irosyuusa最大倍率時の色収差

84mm(486mm)xF4.5


















傾けたスケール部分のみの写真をRGBの3色に分解してみると、このカメラシステムでは、赤(R)でピントが合うようです。赤のピントはほぼ中央にありますが、G(緑)・B(青)の順でピント位置が手前方向にずれています。これが軸上色収差です。
又R→G→Bの順で幅が広がっています。これが倍率色収差です。
倍率色収差だけなら、レタッチソフトで修正できますが、軸上色収差は像そのもののピントがずれているので、修正のしようがありません。

これ以上の画質を望むなら、一眼に行くしかありません。でもニコンの一眼に内蔵で倍率色収差補正機能があるらしいので、一眼のレンズでも色収差は完全では無いのか?
コンデジ+色消しのクローズアップレンズを使っても、被写界深度がそんなに深くならないし。

今写している写真は立体写真が主なので、マクロはこんなモンで良いか?と割り切り、まだ出来る改良もあるし(ハウジング越しのカメラ軸と3枚のレンズの中心合わせ、3枚のレンズの中心合わせ、平行度合わせ。でも良い方法が思いつかない。レンズホルダーも手作りなので機械精度も望めないし)、まだしばらくは楽しむネタがあるようです。

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